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家族の葬儀の喪主や施主になることは一生の間にそう何度もあることではありません。喪主をするほとんどの人は初めての経験のはずです。亡くなった家族をどこに安置して、どのようにどんな葬儀で送り出せばいいのか?全く見当もつかないことと思います。こんな時は信頼できる葬儀社の方に相談することができれば、すべて解決します。でも、なかなか事前に葬儀社を知っている人も少ないので、ごく基本的な情報をこのサイトでご紹介いたします。葬儀社を見つけるまでの間の繋ぎとしてご活用ください。
家族が亡くなり通夜・葬儀までの間、ご遺体を安置しなければなりません。ではご自宅で故人を安置する場合、どんな事に注意すればよいのでしょうか。
ご自宅で安置する場合、まずは故人をどの部屋に運べばいいのかを考えなくてはいけません。故人を安置するのだからなるべく広い部屋(リビング)などと考える方もいるかと思いますが、安置するためには4畳以上のお部屋であればどこでも構いません。もちろん家族が集まるリビングでもいいですし、故人が生前過ごしていた部屋でも構いません。弔問の方が多い場合には来て下さる方を招きやすい部屋を選んだほうがいいでしょう。よくお葬式の日まで線香を絶やさない方がいいと聞きますが、お葬式まで日数がある場合もありますし、寝ずに線香番をしているとご家族の方も体調を崩してしまう場合があります。最近では線香を消してもいいとされています。また安置場所にはエアコンのついている部屋を選ぶといいでしょう。特に夏は部屋の温度が高くなりご遺体の状態を保つことが難しくなってしまいます。葬儀社の担当が毎日ご遺体の状況を確認しに来ますが、季節を問わず20度以下の温度を保つ方がいいかと思います。また故人を寝かせることのできる布団を用意しなければなりませんが、生前使用していたベットでも問題はありません。故人にゆっくり休んでいただく為に、使い慣れたベットで寝て頂く事をおすすめします。亡くなった方を寝かせる時には北枕にしなければいけないとよく聞きます。宗派によって違う場合もありますが一般的には北枕がいいでしょう。しかし部屋によっては北枕にできない場合があります。そんな時には西枕でご安置します。ご安置する部屋に神棚がある場合もあると思います。宗教上の問題があると困りますので、神棚を半紙などで一時的に覆い「神隠し」を行います。
ご遺体を自宅へ運ぶ時、一軒家であれば玄関からお運びすればよいのですが、自宅がマンションの上の階の場合にはエレベーターを使用しなければなりません。マンションのエレベーターでは狭く、ご遺体をのせることができない場合でもエレベーター室にはトランクルームがついています。トランクルームを開ける為には管理人などに鍵をお借りしなくてはなりませんので事前に連絡しておきましょう。
ご自宅で安置する場合には部屋の片づけや家具の移動などの準備も必要になって来ることと思いますが、葬儀会社と相談をしながらどのように自宅で安置をするかを決めていきましょう。